ステルス探偵 HA-NEW

羽入「ただいまなのです。今日のパトロール終了なのです。」

梨花「……おかえり。」

羽入「……元気だすのです。……無理……ですか…。」

梨花「ううん…ありがとう。……鷹野や山狗たちの動向はどう?」

羽入「どうもこうも……やはり普段は平穏そのものなのです。」

梨花「……鷹野を殺せば…。」

羽入「……確かに鷹野を殺せばこの村での作戦自体は止まるかもしれないのです…。でも……そんなことをしてもこの世界で沙都子は死んだし、レナも人を殺すのです。他の世界ではいざ知らず…もはやそういう問題ではないのです。」

梨花「分かってるわよ……くっ……あれだけ注意していたのに…沙都子……。やっぱり…ライトの世界では……無理なの?」

羽入「そんなことないのです……梨花の覚悟はその程度だったのですか?」

梨花「……そうね。例え、あと1000年かかろうとも、私は絶対に諦めたりしない!」

羽入「そのいきなのです。………。」

  

  

おっぱい界のヒマラヤ山脈やー

鷹野「あら……。」

「アレエーッ! 鷹野さん!」

鷹野「…お…おはよう…。」

「雛見沢の乳神大王に出会えるなんて…なんていい日なんだ…!」

リューク『パクんな』

鷹野「ち、ちちがみ…なに?」

「はい。乳神姉妹の園崎魅音、詩音…そして彼女達のような至高のおっぱいを持つ神々を統括する存在……それがあなたです」

鷹野「そ…そう…ところでライトくん…。」

「神! なんでしょう!」

鷹野「……ライトくんは、とっても頭がいいって聞いたんだけど……。」

「いえ…僕はただおっぱいが大好きなだけで……」

鷹野「こ、これ読んで。私が書き溜めたものなんだけど、君の感想が聞きたいの! そ、それじゃあね!」

「神の仰せのままに…あ、逃げた……。ふん…あれがツンデレって奴か…」

リューク『………』

「スクラップ……この村の歴史について書き溜めてあるのか…? そんなことより今の出会いを乳ノートに書いておかないと」

リューク(……あの女……)

「おっぱいって柔(やわらか)ッ!」

リューク『パクんな』

  

  

鷹野たん

鷹野「あら……。」

「おはようございます、鷹野さん」

鷹野「おはよう……くすくす。沙都子ちゃんの一件は大活躍だったそうね。」

「全て詩音さん達のお力添えがあったからこそ、です。それより――」

鷹野「さすがは世界最高の探偵ね。」

「!」

(……。いや、この女が私の考えている通りの立場にいるなら、『Lの存在』だけなら調べられても不思議ではない。今の発言はあらゆる事件に対する何一つの証拠や根拠にはならない。だがこちらはこれでこの女達が警察とも繋がっている可能性を深めなければならなくなった……。
いや、それよりもここであっさりと『Lが雛見沢にいることを知っている』ということを漏らしたのは、雛見沢の病やその背景を私が容易に調べられても、そこにある犯罪までは見つけられないという余裕の現われか? やはり決定的証拠は過去の事件を洗い直すことでは出てこない……? あるいはそう思わせたいがためのハッタリか……)

鷹野(……大方、こちらに対して何らかの情報を突きつけて揺さぶるつもりだったんでしょうけど…残念だったわね。警察内部に内通者がいる、と意識しただけで貴方は極端に動き辛くなるはず。
仮に貴方がLじゃなくてもLだとしても、どこからか応援を呼ぼうとも、興宮警察の疑いを晴らそうとも……最早、綿流しまでには壊滅的なまでに時間が無い。逆に自分が焦れていることを証明してしまったわね。その行動力が仇となったのよ……くすくす。)

「……。ご存知でしたか、これはお恥ずかしい。実は私、雛見沢一連の怪死事件を追っていまして」

鷹野「少し唐突だったかしら。だけどあの『L』なら私の正体なんてとっくに掴んでいると思ったんだけど。」

「……。はい、大体のところは。……。正直な話、私は一連の事件の背後に『あなたがた』が潜んでいるのではないか、と考えています」

鷹野(! ……思った以上に踏み込んでくる……。けど。

鷹野「まあ心外だわ。だけどそれもまた、綿流しの夜には分かることよ。」

「……そうですね」

(結局……綿流しの夜にこいつらが暗躍するのであれば、その現場を抑える以外に逮捕の方法は無い……。そんなことは分かっている。だが、こいつは今、色々なことを認めた。推測でしかなかった私の推理の地盤が固まったということでもある)

鷹野「それじゃあ頑張ってね……探偵さん。……くすくす。」

「はい」

(……ここに来てこの女の余裕はなんだ…? ……この雰囲気だ。何か見透かされているような気になる)

  

  

スティール・ヘリコプター・ラン

「魅音さん」

魅音「んー?」

「魅音さんはヘリの操縦が出来ると聞きましたが」

魅音「うん、訓練させられたからねー。」

「腕に自信はおありですか?」

魅音「おじさんのテクは凄いよ。」

「分かりました。ヘリの操縦なら私も出来ます。今度ご一緒しましょう」

魅音「へぇ。やっぱりどこかの国で訓練したんだ?」

「いえ、何となくです。勘で動かしてます。ちゃんと飛びますよ」

魅音「………。」

  

  

『成長』しろ……

詩音「何食べてるんですか?」

「詩音さんこんにちは。お昼ご飯です」

詩音「……桃の缶詰?」

「はい。フルーツとしてのもぎたての桃も大好きなんですが、やはり桃缶は別格です。最強です。神です。神です!!!」

詩音「エルちゃん声が大きい!」

「申し訳ありません。桃缶の事となると興奮冷め遣らぬもので」

詩音「…言葉使いがおかしいですよ。そんなに好きなんですか。」

「はい。食感もそうですし、シロップ漬けの味も堪りません。なんというか……そう、神です。神です!!!!」

詩音「エルちゃん声が大きい!」

「申し訳ありません。あ、気が利かなくてすみません。詩音さんも一ついかがですか?」

詩音「あ…私は…。…………エルちゃんは凄いですよね。」

「はい?」

詩音「私は……沙都子を救えなかった。」

「そういう話でしたら、全く違います」

詩音「…?」

  

  

ペッ詩音

「私は沙都子さんに対して強くあることを強要しただけで、今思い返してみても早計だったと思います。動揺していたとはいえ、です。強くあらねばならない、強くあることは正しい…言葉で言うのは簡単なんです。
レナさんの言う通り沙都子さんはまだ子供です。今は無理でも、いつか時間が解決する問題だったかもしれない。時間が無くても、他に方法なんていくらでもあった。ですからたまたま救出できたという結果だけを取り出して『あれは正しかった』と主張するのは恐ろしい行為です。
正しければそれでいい……そんな考えは、力なき故に仕方なく正しくあることが出来ない人間を深く傷つけるものであり、あらゆる間違いの大本なのではないでしょうか。
だから沙都子さんが必要な時に必要なだけ傍にいた詩音さんこそ、絶対に素晴らしい。貴方は彼女にとってどれだけ支えになったか分かりません。本当に誉められるべきはそんな詩音さんと、私の考え無しの言葉に応えてくれた沙都子さん。そして、沙都子さんの友人で在りつづけた魅音さん達全員だと私は思いますよ。
……と、沙都子さんにはちゃんと言い訳させて頂きました」

詩音「…………やっぱり桃、一切れ貰ってもいいですか?」

「ああ、どうぞどうぞ。あーん」

詩音「あーん……ん……。………ぅ…………。」

「詩音さん? ………」

詩音「………ん……ふふ。……大丈夫、ちゃんと美味しいです。」

「そうですか? それは良かったです」