ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」(その8)

0574 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 16:57:02.17 0nA2XYo50

ハルヒ「体育祭よ! 頑張るわよキョン!」

キョン「なんだ、やけに気合入ってるじゃないか」

ハルヒ「まかせなさいよ!」

  

キョン「お前はこういうの、参加しない子だと思ってたけどな」

ハルヒ「なによそれ」

キョン「いや、なんというか……クラス一丸とか、そういうのに興味ないかと」

ハルヒ「ひどいわね。あたしだって本当言うとそういうぬるいのは好きじゃないけど……」

キョン「?」

ハルヒ「高校生活ってのはね、卒業したら二度と経験できないの。だから、キョンと参加できる行事は全部全力参加よ!」

キョン「なんとまあ」

  

ハルヒ「みてキョン!」ポフポフ

キョン「チアガール……どうしたそれ」

ハルヒ「応援といったらコレでしょ!」ピョンピョン

キョン「可愛いなぁハルヒは……だけどダメだ。皆の目が釘付けになるじゃないか」

ハルヒ「いいのいいの! あたしはキョンしか見ていないもの!」

  

古泉「…」ゴゴゴ

キョン「? な……殺気!?」

  

  

0576 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:01:46.56 0nA2XYo50

  

ハルヒ「二人三脚よキョン!」

キョン「男女別……じゃないのか」

ハルヒ「もちろんあたしとあんたで登録しておいたわ!」

キョン「はいはい」

  

ハルヒ「ちゃんとキツく括りなさいよ! 二度と解けないぐらいでもいいわ!」

キョン「おいおい、それじゃ困るだろ?」

ハルヒ「全然!」ギュゥ

キョン「……抱きつくな。危ないぞ」

ハルヒ「やるからには一位を狙うわよ! あたしとキョンのラブパワーでね!」

キョン「言ってて恥ずかしくないのかそれ」

  

ハルヒ「それっ!」

キョン「あ、こら!」

ハルヒ「!」ズビーン

キョン「あぁ、こら。自分勝手に行こうとするから……」

ハルヒ「……うぅ……キョン、痛いよぉ……膝擦りむいたぁ」

キョン「もー。ほら、保健室行くぞ」

  

  

0580 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:07:55.17 0nA2XYo50

ハルヒ「借り物競争?」

キョン「どうするんだ、その足じゃ……いいや、俺が変わりに行ってくる」

ハルヒ「うん。頼んだわよキョン!」

  

キョン「?」カサカサ

『彼女』

キョン「ねぇよ。なんだこの指示は……男子生徒泣くぞ」

ハルヒ「キョンー! 頑張れ!」

キョン「……ハルヒ! 抱っこするぞ!」

ハルヒ「え? え?」ヒョイ

  

キョン「はぁ、はぁ……」

ハルヒ「なになに? なにを借りろって書いてたの?」

キョン「あぁ、それはだな、」

長門「…」

鶴屋「めがっさ早かったよゆっきー! でもなんで私なんだい?」

長門「そういう指示。気にしなくていい」

キョン「…」

ハルヒ「ねぇなに? なんなのよキョン~♪」スリスリ

  

  

  

0584 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:14:51.59 0nA2XYo50

ハルヒ「キョン、お弁当食べるわよ!」

キョン「元気だなぁ」

  

ハルヒ「あーん」

キョン「……うん。ハルヒは料理上手だな」

ハルヒ「当たり前じゃない!」

キョン「足痛くないか?」

ハルヒ「うん。ごめんねキョン?」

キョン「いいさ。ハルヒの分は俺が頑張るよ」

ハルヒ「さすがねキョン! 大好き!」スリスリ

キョン「あぁもう。メシ食ってるときぐらい放れろって」

  

  

谷口「…」モソモソッ

古泉「……たくあん……美味しいですよね」

国木田「あはは。お通夜みたいだねこれ」

  

  

0591 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:38:10.24 0nA2XYo50

ハルヒ「玉入れ! これなら怪我してても大丈夫ね!」

キョン「お、参加するか?」

ハルヒ「ずっとキョンの隣に居るわ!」

キョン「よしよし。じゃあ俺が玉拾ってやるよ」

  

キョン「ほらハルヒ、投げて」

ハルヒ「それっ!」

キョン「もうちょっと上だな。コントロール悪いなぁハルヒ」

ハルヒ「うるさいわね!」

キョン「そら、次だ」

ベシコーン

キョン「あいたっ! な、なんだ!?」

  

古泉「あはは。間違えました、すいません」

キョン「えっ?」

古泉「ふんもっふ!」ポシーン

キョン「おふっ!」

  

  

  

0593 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:45:11.57 0nA2XYo50

ハルヒ「楽しかったわ!」

キョン「そうか。足は大丈夫か?」

ハルヒ「大丈夫よ! このぐらい何でもないわ!」

キョン「さてと、着替えて帰るか……部室寄るか?」

ハルヒ「その前にもう一度保健室行かない? 包帯取り替えて!」

キョン「あぁ、いいとも」

  

キョン「誰も居ないといいんだけどな」

ハルヒ「なにそれ、エロキョン!」ムギュゥ

キョン「あぁもう。歩きにくい、引っ付くな」

ハルヒ「足が痛いのー」

キョン「まったく。こんなときだけ、」

ガラッ

長門「…」

キョン「!」

ハルヒ「あ」

鶴屋「ふぃ……ゆっきー、待ってよぉ」

長門「…」

鶴屋「あ、キョン君。ハルにゃん……!」

ハルヒ「え?」

キョン「ハハ、ハルヒ! さっさと包帯替えて戻るぞ!」

長門「……事後。気にしないで」

キョン「!」

  

  

0596 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:54:30.49 0nA2XYo50

ハルヒ「キョン、雲が一つしかないわ!」

キョン「?」

  

ハルヒ「あの雲なにか怪しいわね」

キョン「そうか?」

ハルヒ「だって一つしかないのよ? あとは青空」

キョン「綺麗でいいじゃないか」

ハルヒ「もしかしたら、宇宙船とかかもしれないわね」

キョン「じゃあ動向を見守っててみるか?」

ハルヒ「うん!」

キョン「よし、じゃあここに座りな」ポンポン

ハルヒ「もちろんよ!」ポフッ

  

  

  

0597 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 17:59:08.24 0nA2XYo50

ハルヒ「…」

キョン「口開いてるぞハルヒ」

  

ハルヒ「? いけないわね、上見上げてるとついつい開いちゃうみたい」

キョン「そんなもんか」

ハルヒ「……凄くゆっくり動いてるわね」

キョン「そうだな」

ハルヒ「ねぇキョン?」

キョン「ん?」

ハルヒ「これって普通の日常?」

キョン「あぁ、そうだよ」

ハルヒ「……変なの。あたしそれでもいいって思っちゃった」

キョン「ハルヒがいいんなら、いいのかもしれないな」

ハルヒ「刺激的じゃないわね」

キョン「おう」

ハルヒ「でも……キョンが居るから幸せ!」

キョン「うん。俺もだよ」

ハルヒ「不思議ね。誰か好きになるだけで、こんなに退屈でも退屈じゃないなんて」

キョン「そんなもんさ」ナデナデ

  

  

  

  

0601 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/10 18:08:17.46 0nA2XYo50

ハルヒ「あたしね、一人が好きだったの」

キョン「?」

  

ハルヒ「正確には、誰と居ても大して面白くないから……一人になってたのかな」

キョン「…」

ハルヒ「だけどね、今はキョンと一緒が一番楽しいの」

キョン「俺がハルヒをそうさせた?」

ハルヒ「どうかしらね? キョンを好きになって、そうなったのはあたしの意思よ?」

キョン「じゃあ……そうだ、SOS団を結成したから?」

ハルヒ「うーん、確かにあのメンバーと居ると楽しいわね。だけど……キョンとのそれはまた違う気がする」

キョン「俺のおかげってことだろ」

ハルヒ「もー、どうなってもそう言わせたいの?」

キョン「なんというか……うん」

ハルヒ「そうよ。キョンが居るから……あたしは素直になったの」

キョン「うん。俺はそんなハルヒが大好きだ」

ハルヒ「あたしもー」ムギュゥ