ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」(その9)

0774 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 01:39:22.77 xTIvmJFL0

ハルヒ「キョンは今まで、付き合った子とか居なかったの?」

キョン「え? あ、うん。まあ……居なかったよ」

ハルヒ「……ほんとに?」

  

キョン「本当だ」

ハルヒ「……嘘っぽいなぁ」

キョン「ごめん。ちょっと嘘だな」

ハルヒ「え……」

キョン「なんていうか……なんて言えばいいんだか、よくわからんな」

ハルヒ「どういう意味よ!」

キョン「……なんだ、その……古い言い方だけど、恋人未満ってやつかな」

ハルヒ「…」

キョン「そういうのなら、居たよ」

ハルヒ「そ、そう! そうよね、当たり前よね!」

キョン「…」

  

  

  

0777 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 01:44:58.90 xTIvmJFL0

ハルヒ「大体あたしだってとっかえひっかえだったわけだし、気にしてないわよ!?」

キョン「そうか、それならいいけど」

ハルヒ「…」

  

キョン「ほら、髪の毛食ってるぞ」

ハルヒ「んん……あの」

キョン「?」

ハルヒ「……その子、どんな子だったのよ?」

キョン「……まあ、可愛い子ではあったかな」

ハルヒ「…」

キョン「でもなハルヒ。そいつとは別に、何もなかった。お前と同じだよ」

ハルヒ「な、なによ同じって!」

キョン「とっかえひっかえだったと言っても、特になにもしなかっただろ? そういうこと」

ハルヒ「……ん」

  

  

  

0780 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 01:51:14.17 xTIvmJFL0

ハルヒ「…」ピッ

キョン「ん?」

ハルヒ「…」ブンブン

キョン「……はいよ」ギュゥ

  

キョン「こうやったのも、ハルヒが最初だ」

ハルヒ「……本当だか」

キョン「嘘じゃないよ。まあ、それはハルヒに信じてもらうしかないけどな」

ハルヒ「…」

キョン「信じてくれるか?」

ハルヒ「……信じてみる」

キョン「そっか。うん、ありがとう」

ハルヒ「その子とあたし、どっちが好き?」

キョン「そりゃあ、もちろんハルヒだよ」

ハルヒ「……ありがと」

キョン「おぅ」

  

  

  

0783 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 02:02:13.52 xTIvmJFL0

キョン「ハルヒもそういうの気にしてたんだな」

ハルヒ「べっ、別に気にしてなんかないわよ!」

キョン「そうか、そっかー。うん、そうだよな」ナデナデ

ハルヒ「うぅ、なんか丸め込まれてるみたいね……もぅ」

  

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「……あたしがキョンに告白しなければさ」

キョン「…」

ハルヒ「その子と、付き合ってたりする?」

キョン「やっぱり気にしてるじゃないか」

ハルヒ「!! きっ、気にしてなんかないわよ!」

キョン「あぁ、じゃあ言わない」

ハルヒ「……いいわよ。じゃあいい」

キョン「…」ナデナデ

ハルヒ「なっ、なによ! ごまかさないでよ!」

キョン「可愛いなぁ。ほんとに可愛いよ、ハルヒ」ナデナデ

ハルヒ「……バカキョン」

  

  

0784 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 02:07:25.25 xTIvmJFL0

キョン「どうだろうな、わからないさ」

ハルヒ「……逢ったりとか、してないの?」

キョン「そうだな。全く逢ってない」

  

キョン「でも逢おうと思えば逢えるだろうし、忘れてもいない」

ハルヒ「…」

キョン「忘れようとしてもそんな昔でもないしな」

ハルヒ「う、うん」

キョン「……どうなってたかは、わからないさ。それはハルヒだってそうだろ?」

ハルヒ「どういう意味よ」

キョン「俺がこの学校に居なければ、俺とこうなってる現在もないわけだ」

ハルヒ「……そうね」

キョン「だからな、これはハルヒが勝ち取った未来なんだ。わかるか?」

ハルヒ「?」

キョン「俺はハルヒが持ってきてくれたこの未来、とてもありがたいと思ってる」

ハルヒ「……意味わかんない」

キョン「もう俺にはハルヒしか見えないってことだ。……恥ずかしい言い方だけどな」

ハルヒ「……わかんない。知らないもん」ムギュー

  

  

0788 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 02:11:49.58 xTIvmJFL0

キョン「そんな感じで、なんだか普通な日々に感じる今も……ハルヒが望んでた奇跡的な現在ってわけだな」

ハルヒ「そうかしら? ……そ、そうかもね」

キョン「なんか変なコトばっかり言ってるな俺。すまん」

ハルヒ「ううん」

  

ハルヒ「キョン、好き」

キョン「? なんだよ改まって」

ハルヒ「……言いたかっただけ」

キョン「そうか。俺も好きだよ、ハルヒ」

ハルヒ「ほんとに気にしてなんかいないからね!」

キョン「わかってるって」

ハルヒ「…」

キョン「そろそろ帰るか?」

ハルヒ「嫌。もうちょっとこうしてて」

キョン「……はいよ」