みくる「はい、お茶どうぞ」
ハルヒ「ありがと!」
みくる「キョン君は一緒じゃないんですね」
ハルヒ「キョンは掃除当番よ! 一緒に居るって言っても先に行ってろって言われたわ」
みくる「そうですかぁ」
ハルヒ「それまでみくるちゃんで遊ぶわよ! 丁度いい衣装が手に入ったのよね~♪」
みくる「ひえぇぇっ」
ガチャ
キョン「おまたせハル……?」
みくる「うぅ……」
キョン「…」
ハルヒ「どうキョン!? みくるちゃん体操服&スカートバージョ、」
キョン「こらハルヒ」
ハルヒ「え?」
キョン「朝比奈さんにそんなことしちゃダメだって言っただろ……ごめんなさい朝比奈さん」
みくる「ふぇぇっ?」
キョン「団員の嫌がることはしないって、約束しただろ。だめだぞハルヒ」
ハルヒ「え……うん、ごめん……キョン、怒ってる?」
キョン「怒ってないよ。ただ、こんな寒い日にそんなことして風邪ひいたら大変だろ?」
ハルヒ「そ、それもそうね! ごめんねみくるちゃん!」
みくる「…」(キョン君……涼宮さんのお父さんみたい……いいなぁ//)
ハルヒ「キョン、自転車二人乗りするわよ!」
キョン「あぁこら、鞄を勝手にカゴに入れるな」
ハルヒ「早く! 早く漕いでよキョン!」
キョン「はいはい」
ハルヒ「行き先は任せるわ!」
キョン「……なんだよそれ」
ハルヒ「暇なの」ギュゥ
キョン「まあいいけど、しっかり捕まってろよ」
ハルヒ「もちろん!」ハム
キョン「!! みっ、耳を噛むな耳をっ」
ガチャ
古泉「あ、朝比奈さん」
みくる「はぁい!?」ビクッ
古泉「釘ないですか? 撒き菱でもいいです。なにか……パンクさせられるものを」
みくる「…」ガタガタ
ハルヒ「…」
ガラッ
キョン「ハルヒ、大丈夫か?」
ハルヒ「……大丈夫じゃないわよ」
キョン「そうか……早退するか? 送るけど」
ハルヒ「大丈夫よ。頭痛薬飲んで少し寝れば楽になるわ」
キョン「大丈夫なんじゃないか」
ハルヒ「……女の子には色々あるのよ」
キョン「う……そっか、ごめん」
ハルヒ「…」
キョン「なにかしてほしいこととかあるか?」
ハルヒ「んー」
キョン「……辛いなら出て行こうか?寝てたほうが、」
ハルヒ「やだ。ココに居て」
キョン「……あいよ」
ハルヒ「あ、じゃあねキョン……お腹、撫でて?」
キョン「腹? いいよ。布団の上からでいいか?」
ハルヒ「……やだ。中から」
キョン「……人が居ない間だけな。ほら」
ハルヒ「ん……ふふっ、キョンの手冷たい」
キョン「ハルヒはあったかいな。ほら、俺は傍に居るから……な」
ハルヒ「うん……ありがと」
ハルヒ「キョンもこっち入りなさいよ」
キョン「誰か来たらどうすんだよ」
ハルヒ「誰も来ないわよ。少なくとも先生以外」
キョン「それが一番マズイだろ」
ハルヒ「…」
キョン「その、なんだ……すまないな」
ハルヒ「?」
キョン「男の俺には、ハルヒのその辛さが……わかんないからさ」
ハルヒ「ほんとにね。毎回こんなのに襲われる苦しみをわかってほしいもんだわ」
キョン「…」
ハルヒ「だから……その分、こういうときはいつも以上に優しくしてほしいかも」
キョン「おう、それなら任せとけ」
ハルヒ「気合入れて優しくされるのもなんかおかしいわね」
キョン「んー」
ハルヒ「……キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「なんか今、女の子に生まれて……よかったって思っちゃった」
キョン「そっか」
ハルヒ「今だけはあたし、か弱い普通の女の子になってもいいかな?」
キョン「……いいよ。ずっと俺が撫でててやるから。うん」
ハルヒ「キョン! 雪!」
長門「?」
ハルヒ「あ、ごめん。有希じゃなくて……雪よ!」
キョン「おぉ、初雪だな」
ハルヒ「積もるかしら?」
キョン「どうだろうな。雨が降ったあとだから無理かもなぁ」
古泉「いいですねぇ。このまま吹雪いて全て埋もれてしまえばいいのに」
みくる「綺麗ですねー」
ハルヒ「寒くなってきた証拠ね! キョン、カーディガンとって」
キョン「ほら、腕広げろ」
ハルヒ「ほい」
キョン「……帰り道、滑って転ばないように気をつけないとな」
ハルヒ「ちゃんと手を握ってなさいよ!」
長門「…」コク
キョン「なんで長門が頷くんだ」