ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」(その11)

0852 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 12:15:54.79 xTIvmJFL0

ハルヒ「おはようキョン!」

キョン「あぁ、おはようハルヒ」

ハルヒ「ほら、寝癖付いてるわよ。だらしないわね!」

キョン「ん?んん」

  

ハルヒ「キョンは朝、何時に起きてるの?」

キョン「んー……七時半前後だな」

ハルヒ「よくそれで間に合うわね」

キョン「実際、ギリギリだ」

ハルヒ「もっと早く起きなさいよ! あたしなんて、お弁当作ってるから六時には起きてるわ」

キョン「よくやるなぁ」

ハルヒ「誰のを作ってると思ってるのよ」

キョン「うっ……」

ハルヒ「決めた。明日から、朝はキョンの家まで迎えに行くわ!」

キョン「なっ、悪いよ。いいって」

ハルヒ「あたしがそうしたいからするの! はい決まり! 決定だからね!」

キョン「……まぁいいけど」

  

  

0856 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 12:21:34.90 xTIvmJFL0

キョン「zz」

キョン妹「キョン君起きろー」ユサユサ

キョン「……ん……zzz」

キョン妹「むー」

  

ガチャ

キョン妹「キョン君ハルにゃんー」

ハルヒ「キョン!」ボフッ

キョン「ぬおっ!」

ハルヒ「ほんとにこんな時間まで寝てるの!? 起きなさいよ!」ベシベシ

キョン「うぉぉ……な、なんでハルヒが」

ハルヒ「もう忘れてるの!? 昨日言ったじゃない!」

キョン「……あぁ、そうか。なんか来るって、」

ハルヒ「いいから起きなさい!」

キョン妹「わー、ハルにゃんすごーい」

  

  

0860 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 12:26:18.81 xTIvmJFL0

キョン妹「いってきまーす」

ハルヒ「はい、いってらしゃい!」

キョン「…」

ハルヒ「もぅ、しゃきっとしなさいよ!」

キョン「わ、わかってるよ」

  

ハルヒ「ほらネクタイ」

キョン「ん」

ハルヒ「あーもー、もうこんな時間……もっと早く来るべきだったわ!」

キョン「なぁハルヒ?」

ハルヒ「なによ」

キョン「なんか、夫婦みたいだなこれ」

ハルヒ「……おはよ、キョン」

キョン「あぁ、おはようハルヒ」

ハルヒ「……よし! 準備できたわね! 出発よ!」

  

  

0865 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 12:39:10.80 xTIvmJFL0

キョン「二人乗りで行くか?」

ハルヒ「歩いていっても間に合わないでしょ」

  

キョン「よっと」

ハルヒ「あ、ちょっと待って」

キョン「?」

ハルヒ「寒いでしょ? マフラー巻いてあげる」

キョン「あぁ、そうだな。よろしく」

ハルヒ「よっと……はい!」

キョン「…」

ハルヒ「これであんたは、あたしが降りるまで降りられないからね」

キョン「何言ってるんだ。逆だろ? 俺が漕ぐんだから……ルートは俺のモノってやつだ」

ハルヒ「なっ、ちゃんと学校を目指しなさいよ!」

キョン「わかってるって。掴まってろよ」

ハルヒ「うん!」ムギュウ

  

  

  

0867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 12:46:11.78 xTIvmJFL0

ハルヒ「明日はもっと早く来るからね」

キョン「いいよ別に。遠回りになるだろ?」

ハルヒ「構わないわよ。そう思うんなら早く起きなさい!」

  

キョン「…」

ハルヒ「ねぇキョン」

キョン「なんだ」

ハルヒ「……明日、すっごい早い時間に行ってもいい?」

キョン「? 何時ぐらい?」

ハルヒ「五時とか」

キョン「なっ、そんな時間に来てなにする気だ」

ハルヒ「別に目的なんてないわよ! ただ……なんとなく」

キョン「…」

ハルヒ「いや、やっぱりいいわ。意味ないわよね」

キョン「そうだな」

ハルヒ「…」

キョン「大体そんな明け方にハルヒを歩かせるわけにもいけないし」

ハルヒ「……うん」

キョン「だから、俺が早起きして……迎えに行くよ」

ハルヒ「……? ! ほんとに?」

キョン「たまには頑張ってみるさ。まあ……起きるかどうか、わからないけどなぁ」

ハルヒ「絶対よ! 約束したからね!」ムギュー

キョン「! わっ、バカ! 危ないって!」

  

  

0870 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:07:06.31 xTIvmJFL0

ハルヒ「……ふぁっ」

キョン「眠そうだなハルヒ」

ハルヒ「午後の体育は拷問よね……」

キョン「ほら、あと一時間頑張れって」

ハルヒ「……なによ偉そうに。朝あれだけグデグデだったのは誰よ?」

キョン「俺の行動時間は午後からだ。そういうこと」

谷口「朝からって……なにをしていたんだキョン!」

キョン「うるせぇ」

国木田「あははっ」

  

キョン「帰るか?」

ハルヒ「ちょっとだけ部室寄るわ」

キョン「あいよ」

  

  

  

0873 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:11:05.86 xTIvmJFL0

長門「…」

キョン「…」パチ

古泉「…」パチン

ハルヒ「ほら、動かないでよ」

みくる「ふぇぇっ」

  

ハルヒ「できた。ほら見て、三つ編みおさげ」

キョン「……おぉ」

古泉「いいですね。お似合いですよ朝比奈さん」

みくる「な、なんか恥ずかしいです」

ハルヒ「いいじゃない。似合ってるわよ!」

長門「…」

ハルヒ「……えいっ」

長門「…」

ハルヒ「たまには有希にも……じっとしてなさいよ?」

キョン「長門は言わなくてもじっとしてるだろうよ」

長門「…」

みくる「お茶淹れますねー」

  

  

0874 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:20:21.71 xTIvmJFL0

ガチャ

鶴屋「めがっさ!」

キョン「あ」

  

鶴屋「ゆっきーは居るかい? ……うおっ!」

長門「…」

鶴屋「ど、どうしたんだいそれ?」

ハルヒ「デコ有希よ! 鶴屋さんとお揃いね!」

鶴屋「にょろ……めがっさ可愛いにょろー//」

長門「額が冷える。あまりオススメできない」

鶴屋「でも可愛いっさ!」

長門「…」

鶴屋「それじゃ、ゆっきー借りてくよ! バイバーイ!」

キョン「さようなら……って、ほんとに仲良くなったなあの二人」

みくる「さてと、私もそろそろ失礼しますね。今日は用事が……」

古泉「僕もバイトが。今日はなにを叩き潰すんでしたかね……」

ハルヒ「じゃあね! また明日!」

  

  

  

  

0876 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:26:29.01 xTIvmJFL0

キョン「……一気に静かになったな」

ハルヒ「よいしょっ」ポフ

キョン「…」

  

ハルヒ「なんだか今日は、いつも以上にキョンの傍に居る気がするわね」

キョン「朝からずっと一緒だもんな」

ハルヒ「明日もちゃんと来なさいよ? 約束したんだからね」

キョン「……そうだったな」

ハルヒ「あ、もしかして忘れてたんじゃないでしょうね!?」

キョン「そ、そんなことないぞ? 覚えてたとも」

ハルヒ「…」

キョン「ほんとだって。ほら……ふくれっ面すんな」ナデナデ

ハルヒ「……えへへっ」ムギュウ

  

  

  

0878 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:39:52.59 xTIvmJFL0

ハルヒ「鬱陶しくない?」

キョン「なにが?」

ハルヒ「ずーっと傍に居たら」

キョン「別に。そう思ったことはないな」

ハルヒ「ほんとに?」

キョン「じゃあなんだ、ちょっと距離置いてみるか」

ハルヒ「……嫌」

キョン「はは、だと思ったよ」

  

キョン「思っても見れば、付き合う前からもそうだったじゃないか」

ハルヒ「?」

キョン「ハルヒはいっつも俺を呼び出して、連れ出して……」

ハルヒ「あ、あれは違うわよ! SOS団としてに決まってるじゃない!」

キョン「じゃあ別に俺以外でもよかったんじゃないか?」

ハルヒ「……だって」

キョン「わかってるさ。俺だってそれはそれで楽しかったし……いや、今も楽しいけどな」

ハルヒ「…」

キョン「……ん?」

ハルヒ「ぐすっ……へ、変なコト言わないでよね。バカキョン!」

キョン「どうしたハルヒ……うん」ポンポン

  

  

0880 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 13:57:33.93 xTIvmJFL0

ハルヒ「別に悲しくて泣いてるんじゃないんだからねっ」

キョン「うん」

ハルヒ「……キョンが変なコト言うから、なんか泣けてきただけなんだから」

キョン「そうだな」

ハルヒ「……わけわかんないっ」

キョン「おぅ」

ハルヒ「……大好き」

キョン「……うん」

  

キョン「もう大丈夫か?」

ハルヒ「ううん。まだぎゅーってしてなさいよ」

キョン「はいよ。満足いくまでそうしててやるよ」

ハルヒ「……キョンと付き合ってどのぐらいかな?」

キョン「んー……半年ぐらいかなぁ」

ハルヒ「たった半年なのに、なんか……すっごい幸せ」

キョン「そうだな。そういうもんなんだろうけど……恋人っていいな」

ハルヒ「これからもずっと、あたしを退屈させないでよね!」

キョン「わかってるとも」

ハルヒ「…」スリスリ

  

  

0883 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 14:03:52.81 xTIvmJFL0

ハルヒ「手、貸して?」

キョン「ほら」

  

ハルヒ「……ぴったりね」

キョン「そうか?」

ハルヒ「そりゃキョンの手の方が大きいけど、ぴったりなの」

キョン「ハルヒがそうって言うなら、そうかもしれないな」

ハルヒ「今日は別れるまで、この手を離しちゃだめよ」

キョン「……なんとも難しいなそれ」

ハルヒ「ダメだからね」

キョン「まあ、頑張ってみるさ」

ハルヒ「さ、それじゃ帰りましょ。明日も早いんだから」

キョン「……なんとか頑張ってみるよ」

  

  

  

0885 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/05/11 14:21:02.89 xTIvmJFL0

ハルヒ「明日は絶対、ちゃんと起きなさいよ!」

キョン「あぁ、任せとけって」

  

ハルヒ「何時に来る気なのよ」

キョン「ん? 五時に行けばいいんだろ?」

ハルヒ「……ほんとにそんな時間に起きれるの?」

キョン「起きるとも。その代わり、メールも電話も今日はしないでくれよ」

ハルヒ「なんでよ」

キョン「起きられなくなっちゃ困るだろ」

ハルヒ「じゃあ代わりになにかしなさいよ」

キョン「なにかって……これしかないよな」チュイ

ハルヒ「……また明日ね、キョン?」

キョン「あぁ、また明日。おやすみハルヒ」